半年で変わったこと
2025年9月、株の「か」の字もわからないまま、月5,000円の少額投資からスタートしました。頼れるのはAIだけ。証券会社の画面の見方も、チャートの読み方も、全部AIに聞きながら覚えてきました。
あれから半年。投資額は気づけば10万円を超え、実現損益は+7,800円(約+6%)になっていました。多いのか少ないのか、正直まだよくわかりません。でも、「早々の退場」だけは免れた。AIだけを相棒に、一歩一歩なんとかやってこれた半年間でした。
昭和の妻が動いた日
うちの妻は、ザ・昭和の典型です。「お金は銀行に預けるもの」「投資は怖いもの」——そう信じて疑わない人が、毎日株のことばかり見ている夫を、ずっと横目で見ていたわけです。
ある日、妻が言いました。 「10万円、やってみたら?」
正直、驚きました。あの妻が。あの「貯金命」の妻が、です。これは減らせない。絶対に減らせない。そう自分に言い聞かせながら、その重みを受け取りました。
「放置でいい」はずが、放置できなかった
妻から預かった10万円。最初に選んだのはオルカン(オール・カントリー)でした。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」など、世界中の株式に分散投資できる投資信託の通称。長期でコツコツ積み立てるのに向いていて、「放置しておけばそのうち増える」と言われる定番の選択肢。
安牌(あんぱい)中の安牌。自分でも積み立てていたオルカンが好調だったので、ここに入れておけば大丈夫だろう、と。ところが、2ヶ月経っても思ったほど増えません。 一方で、自分が選んだ個別株は、うまくいけば+10%を超えることも珍しくない。「妻から預かった大切な資金だからこそ、ただ放置するのではなく、自分が納得できる銘柄で運用したい」と思い始めたら、止まりませんでした。オルカンを半分売却。5万円を捻出する決断をしました。
5万円の行き先を決めるまで:ソニーか、任天堂か
5万円をどの銘柄に使うか。これまでのように複数の銘柄に分散するのではなく、1銘柄に集中すると決めました。
候補として真剣に比較したのが、同じゲーム業界のソニーグループです。ソニーも当時、株価を下げていました。ゲームだけでなく半導体や映画、音楽と多角的な事業展開は非常に優秀に見えました。
でも、調べれば調べるほど、任天堂との決定的な違いが見えてきました。マリオ、ゼルダ、ポケモン——世代を超えて世界中で愛されるキャラクターの数と深さ。これはソニーには真似できない、任天堂だけが持つ「別格のブランド力」です。ゲーム機の性能競争ではなく、IP(キャラクターなどの知的財産)という資産の強さで選ぶなら、答えは一つしかない。そう感じた瞬間、迷いが消えました。
「Intellectual Property(知的財産)」の略。
テスタさんの言葉が、背中を押した
決断をさらに強固にしたのが、新R25チャンネルの動画でした。資産100億円超の個人投資家・テスタさんが話していた一言。 「任天堂は、ポートフォリオから外したことがない」
実を言うと、私はゲーマーではありません。最後に遊んだのは大昔のマリオカート。娘が保育園の頃にポケモンで遊んでいた姿を横で見守っていた、くらいの記憶しかありません。
でも、だからこそ客観的に見えるものがあります。自分が遊ばなくても、世界中が熱狂している「世代を超える圧倒的な力」。これこそが任天堂の真の強み(抑止力)なのだと確信しました。
「買い時か?」——その問いに、プロが答えた
そのタイミングで、もう一本タイムリーな動画を見つけました。楽待チャンネルの「任天堂株は買い時?」(2026年2月28日公開)。
ゲームマニアでもある投資家が、足元の急落の背景を冷静に解説してくれていました。「急落の理由はパニックによるもの。任天堂の本質的な価値は変わっていない」
プロから「長期保有の本質」を学び、最新の分析で「今がチャンスである理由」を確認した。二つの動画が、私の中で一本の線でつながった瞬間でした。
明日の寄り付き前に、思うこと
明日の月曜日、市場が開くと同時に、この5万円が動き出します。購入前にこうして記事を書いているのは、「なぜ今、この銘柄なのか」を自分の言葉で残しておきたいから。
理由は3つです。
- テスタさんが「外したことがない」と言い切るブランド力を、自分でも信じられるから。
- 今の急落は、任天堂の本質的な問題ではないと判断したから。
- 何より、「昭和の妻」が信じて預けてくれた5万円を、自分の手で育てたいから。
うまくいくかどうかは、正直わかりません。でも、これだけの根拠と気持ちを持って注文を入れるのは、初めてのことです。結果は、また報告します。

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