昨夜、私は一本の記事を書きました。「なぜ今、任天堂なのか」を言葉にして、自分の決断をブログに刻んでおきたかったからです。
そして迎えた翌朝。市場の熱気が落ち着き始めた9時36分12秒。 スマホの画面に「約定」の通知が届きました。
「来た。」
正直、そのひと言しか出てきませんでした。
8,745円、5.71755288口という数字のリアル
今回の約定データは以下の通りです。
- 約定単価:8,745円
- 約定口数:5.71755288口

私は楽天証券の「かぶピタッ」という仕組みを使い、「5万円分ぴったり」という金額指定で購入しました。
5.71755288口——。 この端数だらけの数字こそが、少額投資のリアルです。きれいな数字ではないけれど、これが私の「5万円の全力」の証です。
通常、株は100株単位で買うものですが、「かぶミニ」を使えば1株、「かぶピタッ」で金額指定で買うことができます。株価が高い銘柄でも、自分の予算に合わせて少額から投資できるのが魅力です。
終値8,742円。マイナス17円の「洗礼」
その日の終値は、8,742円。 約定単価からマイナス3円。金額にすれば、わずか数十円のマイナスです。
笑うしかありませんでした。 あれだけ準備して、前日に決意の記事まで書いて、満を持して投入した5万円が、初日からマイナス。しかも、「盛大に失敗した」とも言い切れない、なんとも絶妙な端数のマイナス。
でも、これは想定内でした。 買う前から「ある重荷」の存在を知っていたからです。
信用倍率29倍という重荷。それでも待てる理由
任天堂の信用倍率は「29倍」。今の任天堂には「借金して買っている人(いつか売らなければならない人)」が大量に控えています。株価が少し上がるたびに、その人たちが「助かった」とばかりに売りを出してくる。これが上値を重くしている正体です。
それでも私が焦らず待てるのは、「現物(自分のお金)」で買っているからです。
- 信用取引の人:6ヶ月以内に売らなければならない「期限」がある。
- 私(現物):期限がない。いくら下がっても強制的に売らされることはない。
彼らが期限に追われて苦しみながら手放していく間、私はじっと待っていられる。この「時間の余裕」こそが、個人投資家最大の武器だと思っています。
ソディック+44%との皮肉なコントラスト
その日のポートフォリオを眺めると、なんとも皮線な光景が広がっていました。
三菱重工(MHI)や大同特殊鋼など、今日買い増しした銘柄たちは軒並みプラス。さらに、以前から持っているソディックは「+44%」という驚異的な数字で一人輝いています。
そのすぐ下に、今日デビューしたばかりの任天堂が、ポツンと「赤字」で並んでいる。
「気合を入れた銘柄だけが赤字か……」
思わずひとり苦笑いしました。でも、これでいいんです。 好調な銘柄たちが稼いでくれている間に、任天堂はゆっくりと「底」を固めればいい。役割分担ができているからこそ、私は冷静でいられます。
(本当はその瞬間のスクショをお見せしたかったのですが、あまりのコントラストに呆然として撮り損ねてしまいました……笑。次は逃さず記録します!)
おわりに:ここから始まる物語
チャートを見ると、反転の兆しである「陽線」が出始めています。
底を打った気配はある。あとは、重荷が少しずつ軽くなるのを静かに待つだけです。
「負けないこと」を一番に。そして、納得してプラスで終われるように。 任天堂シリーズ、第1話はここまで。 次は「信用倍率」の変化とともに、またご報告します。

コメント